女三世代〜認知症の母を自宅介護〜ダブルケア日記@佐賀県みやき町

佐賀県みやき町で実家で認知症の実母と同居しながらダブルケアしているちぃこの日記です♪

自分の変化と相手の変化に柔軟に対応する。

自分の変化

ここ最近、以前だとスルーできていたこと

怒らなくても、ちょっと愚痴るだけで

済んでいたことなのに

異常に、反応するようになってきた。

夏の暑さのせいかな?

と思っていたけれど、どうやら違う。

毎日の少しずつのストレスと

母の認知症により理解不能な行動の

スパンが短くなったことでのストレス

それが、限界に来ているのを

自分自身が見逃していたみたい。

ここを見逃すと、毎日毎日母を責め続け

私も母も、そして一緒に住んでいる娘達にも

精神的に良くないのを、この夏は痛感した。

 母の認知症の進行

ゆっくりと、しかも確実に進行している

母の認知症だけど、注意深く観察していないと

進行していることを見逃してしまう。

今年のお盆は、弟夫婦と一緒に皆で集まって

ご飯を食べようという話になって

久しぶりに、小さい頃に家族で行っていた

お寿司屋さんの鉢盛を頼んで、みんなで食べた。

同じテーブルに座ったのに、一口も食べずに

すぐに隣の部屋に行って、何やら書類をガサゴソ始める。

まぁ、いつものことなのでほっておいたが

後々、よく考えると、弟のお嫁さんが

一体誰なのかが、分からなくなっていたのではないか?

と思い当たった。

きっと、家族の輪の中に、誰か自分の知らない人がいる。

けど、皆は、仲良さそうに話しているから

きっと聞くと怒られる。また失敗すると思い

居心地が悪くなって、書類整理を始めたんだと気づいた。

そう、こうやって、少しずつ少しずつ

認知症って進行していくんだな。

って実感しました。

変化を見逃した結果

私の精神的な限界値

そして、母の認知症の進行

これが、重なって、先日、久々に取っ組み合いの大げんか

母が言われると1番激昂するとわかっている

「施設に入ってもらわないと、生活できん」

という一言を言ってしまい、喧嘩が白熱してしまったのです。

これは、危険だと自分でも分かったので

ケアマネさんに連絡してすぐに来てもらいました。

うちは、比較的、ケアマネさんに連絡することもなく

あまり相談もしていなかったせいか

「うまくいってるんだと思ってました。」

と言われてしまいました。

うまくいくも何も、毎日毎日探しものだし

何をするにも、スムーズにことが運ばない状況で

イライラしないわけないじゃない。

と思いつつ、そんな日々の小さなことすらも

報告していた方がいいんだと

そのイライラの愚痴を、話していた方がいいのだと

痛感しました。

これからの介護方針

ケアマネさんと話し合った結果

私達家族が引っ越すのは現実的ではない。

しかし、母と私が時間的に離れることが必要。

とのことで、週一で今通っている小規模多機能のデイサービスに

一泊してもらうこと。

ゆくゆくは、施設に預けることを視野に入れて

見学などを進めていくこと。

を勧められました。

 

なるべくなるべく、自宅介護をしたいと思っていたのですが

現時点で、子ども二人抱えた状態での自宅介護に

限界を感じました。

 

常に、私のアンテナが、子ども二人と別の部屋にいる

母に向けられている状態で

部屋の掃除や、整理整頓を行き届かせる体力が

残っていないこと。

部屋の整理整頓ができないと、毎日の探しもののストレスが

軽減されないこと

そして何より、台所の隣の部屋にいる母に

接したくなくって、台所仕事が進まないこと。

これは、子どもたちのご飯の準備が時間通りにできない。

本当は、色々と作りたいのに

なるべく早めに済ませたいと感じているので

チャーハンなどの一品ものが続いてしまっていることで

子どもの栄養状態が気になっていること。

こういう、小さいストレスを感じていることを

自分自身で責めてしまうこと。

などなど、これを少しでも改善するには

物理的に、母が夜いない状態を作ることで

私の精神的なストレスがどんな風に変化するかを

当面観察してみようと思います。

 

何事も、やってみて改善点が見えたら

改善する。というのが必須ですものね。