女三世代〜認知症の母を自宅介護〜ダブルケア日記@佐賀県みやき町

佐賀県みやき町で実家で認知症の実母と同居しながらダブルケアしているちぃこの日記です♪

本人の意思が大切なので。

昨日、ケアマネさんから電話があり

認知症介護家族の会の方と

母のデイサービスに面談に行ったと。

ヘルパーさんが入ること

お泊まりをして貰えないか?

と聞いたけれど、家に居たいし

人が入るのはイヤだとのことです。

と、言われた。

 

うん、そりゃ〜そうだよね。

財布や通帳が無くなるって言ってる人に

他人を家にいれろっていったら

拒否するの当たり前じゃない?

この家を出て、施設にだけは入りたくない。

と思ってる人に、お泊まりしませんか?

って直球で言ったら

嫌がるの当たり前だよね?

 

だから、最初のお泊まりの時は

他にお泊まりの人がいて

お手伝いの手が足りないから

良かったら、一緒にお泊まりして

手伝いしてもらえませんか?

って、泊まって貰ったんじゃなかったっけ?

 

介護してる家族を追い込んで

間接的に、母を追い込むのやめて貰えません?

 

昼間、家に居てもらっても

ぶっちゃけ、私は困らん。

どちらかというと、夜家に居ることで

出てきてる問題の方がデカイから

少しでも、夜、私が心の安寧を取り戻すた為に

その心の安寧があることで

自宅で介護続けられるように

って思っての依頼なのに

そこ、真正面から突撃して

潰すの止めてくれませんかね。

 

あぁ、久々にびっくりして

がっくりした。

 

その家族会の代表の人も

本当に介護したことあんの?

って、正直思ったよ。

 

さ、電話して、淡々とお話ししないとなぁ。

大声で叫んでしまう〜!

今日は、母の誕生日

ケーキを買って帰ってきたら

今朝、鍋で炊いたばかりのごはんが

また得体の知れない食べ物に。

もうさ、まじで脱力して

大声で叫ぶよね。

あーーーーーーー

なんで、自分で炊いたジャーのごはん使わないの?

なんで、私の好みの美味しさに、ワザワザ炊いた、お鍋のごはん使うのよ。

もう、なんも言えない。

まじで、同居は、そろそろ限界なのか?

いや、まだイケる。ただ、色んなことのやり方を変えなきゃいけないのに、対応出来てないだけなんだよな。

あぁ、厳しい難しい面倒くさい。

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認知症でも記憶が定着することもある。

娘が生まれたこと

下の娘が生まれたのは

母が認知症だと診断されて

三年ほど経った頃でした。

新しい記憶は、定着しないと言われている認知症

孫が増えたことを

きちんと認識できるかな?って

実は心配でした。

 

でも、実際には

出産に立ち会って、生まれてくる瞬間を

目の当たりにして

助産院で産んだので、もうそれはばっちり見ております。)

毎日毎日、目の前に、赤ちゃんがいて

上の子とは明らかに違うので

どうやら、孫が二人いるという事実は

母の記憶に定着しているんだなぁと思います。

 

カラオケが終わったこと

そして、同じ職場の同期と一緒に習っていた

カラオケも、一緒に行っていたメンバーの都合で

今年の春から中止となり、毎週いや

毎日と言っていいほど

「今日は、カラオケやろ?」

と言っていたのが、最近では

「あら、カラオケ・・・・・は、もうやってなかったんだっけ?」

と、カラオケがやっていないということが

何回かに一回は、わかるようになっていました。

 

あるブログとの出会い

そんな時に、Facebookでこちらの記事が

シェアされているのを読んで

「これだ!」って思ったんです。

ninchisho-online.com

この中に出てくるように

何回も何回も、同じことを言うけれど

こちらもひたすら、同じことを言う。

と、いつの間にか記憶が新しく定着する。

ほんと、こんなことが起こるんだ!って

ヘルパーの資格を持っている私も

教わってこなかったので

まだまだ、認知症って、これからも新しい発見がある

と今は思っています。

 

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下の子と一緒に、通院した時の写真。

こう見ると、母、痩せたし、年とってるなぁ。

自分の変化と相手の変化に柔軟に対応する。

自分の変化

ここ最近、以前だとスルーできていたこと

怒らなくても、ちょっと愚痴るだけで

済んでいたことなのに

異常に、反応するようになってきた。

夏の暑さのせいかな?

と思っていたけれど、どうやら違う。

毎日の少しずつのストレスと

母の認知症により理解不能な行動の

スパンが短くなったことでのストレス

それが、限界に来ているのを

自分自身が見逃していたみたい。

ここを見逃すと、毎日毎日母を責め続け

私も母も、そして一緒に住んでいる娘達にも

精神的に良くないのを、この夏は痛感した。

 母の認知症の進行

ゆっくりと、しかも確実に進行している

母の認知症だけど、注意深く観察していないと

進行していることを見逃してしまう。

今年のお盆は、弟夫婦と一緒に皆で集まって

ご飯を食べようという話になって

久しぶりに、小さい頃に家族で行っていた

お寿司屋さんの鉢盛を頼んで、みんなで食べた。

同じテーブルに座ったのに、一口も食べずに

すぐに隣の部屋に行って、何やら書類をガサゴソ始める。

まぁ、いつものことなのでほっておいたが

後々、よく考えると、弟のお嫁さんが

一体誰なのかが、分からなくなっていたのではないか?

と思い当たった。

きっと、家族の輪の中に、誰か自分の知らない人がいる。

けど、皆は、仲良さそうに話しているから

きっと聞くと怒られる。また失敗すると思い

居心地が悪くなって、書類整理を始めたんだと気づいた。

そう、こうやって、少しずつ少しずつ

認知症って進行していくんだな。

って実感しました。

変化を見逃した結果

私の精神的な限界値

そして、母の認知症の進行

これが、重なって、先日、久々に取っ組み合いの大げんか

母が言われると1番激昂するとわかっている

「施設に入ってもらわないと、生活できん」

という一言を言ってしまい、喧嘩が白熱してしまったのです。

これは、危険だと自分でも分かったので

ケアマネさんに連絡してすぐに来てもらいました。

うちは、比較的、ケアマネさんに連絡することもなく

あまり相談もしていなかったせいか

「うまくいってるんだと思ってました。」

と言われてしまいました。

うまくいくも何も、毎日毎日探しものだし

何をするにも、スムーズにことが運ばない状況で

イライラしないわけないじゃない。

と思いつつ、そんな日々の小さなことすらも

報告していた方がいいんだと

そのイライラの愚痴を、話していた方がいいのだと

痛感しました。

これからの介護方針

ケアマネさんと話し合った結果

私達家族が引っ越すのは現実的ではない。

しかし、母と私が時間的に離れることが必要。

とのことで、週一で今通っている小規模多機能のデイサービスに

一泊してもらうこと。

ゆくゆくは、施設に預けることを視野に入れて

見学などを進めていくこと。

を勧められました。

 

なるべくなるべく、自宅介護をしたいと思っていたのですが

現時点で、子ども二人抱えた状態での自宅介護に

限界を感じました。

 

常に、私のアンテナが、子ども二人と別の部屋にいる

母に向けられている状態で

部屋の掃除や、整理整頓を行き届かせる体力が

残っていないこと。

部屋の整理整頓ができないと、毎日の探しもののストレスが

軽減されないこと

そして何より、台所の隣の部屋にいる母に

接したくなくって、台所仕事が進まないこと。

これは、子どもたちのご飯の準備が時間通りにできない。

本当は、色々と作りたいのに

なるべく早めに済ませたいと感じているので

チャーハンなどの一品ものが続いてしまっていることで

子どもの栄養状態が気になっていること。

こういう、小さいストレスを感じていることを

自分自身で責めてしまうこと。

などなど、これを少しでも改善するには

物理的に、母が夜いない状態を作ることで

私の精神的なストレスがどんな風に変化するかを

当面観察してみようと思います。

 

何事も、やってみて改善点が見えたら

改善する。というのが必須ですものね。

ご飯作る気なくしちゃう

毎日毎日、まずは探し物から始まる。

 

今日は、炊飯器の中に、ご飯だけど

ご飯ではないものが炊けている。

白いご飯と茶色いご飯が入り混じり

甘い匂いが立ち込めている。

「何炊いたの?」

と聞いても、私は1日家にいなかったから

知らないと言う。

「ていうか、私より先に帰ってきた

あんた以外、仕込める人いないでしょ!」

と怒ってしまう。

 

もう、本当に何もしないで欲しい

何もしなければ、怒らなくて済むのに

毎日何かしらやってくれる。

 

気を取り直して炊飯器に入っている

ご飯らしき物を捨て

新しくご飯を炊こうと準備をするが

そのお米を測るカップがない。

 

もう、毎回そう。

毎日少しずつ少しずつ

やる気が削がれていく感じ。

やらなければいけないこと

だと分かっていても

もう、何もしたくない。

 

何かをしようとすれば

また何かにぶつかって

怒ってしまうから。

 

もう、本当に何もしないで

そこにいて欲しい。

いや、もう何かしたいのなら

ここに居ないで欲しい。

そっちが本音かも。

 

何もしないで、そこにいて欲しいのに

ただ、そこにいて

子ども達と遊んだり

テレビを見たり

そんな風に過ごしていて欲しいのに

何かをしていないと

そこに存在してはいけないと

感じているらしく

出来ないことを無理してやろうとして

失敗して、台所がグチャグチャになり

洗濯物が臭くなったりする

それを、いちいち怒ってしまう自分もいて

そんな自分も責めちゃうから

本当に、ただそこにいて欲しいんだよなぁ。

あぁ、難しい。

ダブルケアの現状を取材して頂きました。

先日、福岡で開催された

「介護離職を防ぐには?」の

講演会で知り合った読売新聞の

記者さんに取材して頂きました♪

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当日は、下の娘がおたふくが治って

念のためのお休みをしていたので

めっちゃ楽しそうな写真が

撮れてます。

 

けどね、普段は、あんまり

3人揃っては台所にいないのε-(´∀`; )

だって、母と私が喧嘩しちゃうから。

 

でもね、母と娘っ子が

楽しそうに遊んでいるのを見ると

あぁ、同居してて良かったなぁ。

と、思ったりします。

 

でもね、寄るといかんのです(^◇^;)

そうやって、自分たちなりの

距離感とか、線引きとか

作ってくのが、大切なかな?と思ってます。