女三世代〜認知症の母を自宅介護〜ダブルケア日記@佐賀県みやき町

佐賀県みやき町で実家で認知症の実母と同居しながらダブルケアしているちぃこの日記です♪

シャワーの使い方が分からなくなってるなぁ。

先日、久しぶりに母を

近くのお風呂に連れて行った。

多分ね、1ヶ月は入ってなさそうだったし

家でお風呂よ〜。

と言っても、めんどくさがって入らないし

私たちが上がる頃には、寝てたりする。

だからね、このお風呂に連れてくるのが1番!

 

で、久しぶりに母がお風呂に入る様子を

観察していたら、昔みたいな蛇口じゃないから

どこをどうしたら、お湯が出てくるのか

戸惑ったみたいで、ネジみたいな部分を

押していた。

あぁ、分からなくなってるんだなぁ。

と思ったし、多分家でも手伝わないと

お湯が出せないかもなぁ。

なんて思ったり。

 

でも家だったら

湯船から洗面器でお湯を取るはずなので

やっぱり、なるべく家で

お風呂に入るように促すのが

1番かもなぁ。なんて思ったのでした。

 

デイサービスや施設でも

入浴を嫌がる利用者さんはたくさん居たので

想定内だったから、気にしてなかったけど

やっぱりね、入ると気持ちいいだろうし

とも思うのだ。

 

でもね、高齢者には、入浴が

身体的な負担になることもあるので

あまり熱いお湯ではなく

ぬるめのお湯に、ゆっくりつかって貰って

芯から温める方がいいかもね〜。

 

 

 

デイサービスが、週6日に落ち着くまで。〜vol.1〜

 あぁ、一つ一つ説明していかなきゃいけないんだなぁ。

って今回の放送後の匿名のコメントで

実感しております。

 

デイサービスに行くこと

 

まずは、ケアマネさん探し

 

アルツハイマー認知症だと診断を受けてから

すぐに、ケアマネさんを手配するために

地域包括支援センターに行きました。

その時に、地域のケアマネさんを探すのですが

ケアマネさんって、1人で担当できる利用者さんの人数が

決まっているのでね、その時に、空いている方。

そして、引き受けてくれる方をまずは探すのです。

うちの場合は、特別養護老人ホームとデイサービスを

併設している施設のケアマネさんを紹介してもらいました。

 

ケアマネさんとのミーティング

ケアマネさんが決定したら、早速、会って

今後のサービスをどうしたいか?

お母さんは、どんな風に、過ごしたいか?

家族は、お母さんにどう過ごして欲しいか?

などをね、聞き取りして貰います。

その聞き取りを元に、サービスを決定していくのですが

とにかく、家にじっとしていると

認知症は進行が早くなってしまうということを

ヘルパー時代に、実感していたので

私は、デイサービスの利用をお願いしたい。

 

そして母は、まだ当時は

記憶もしっかりしていて、金銭の面のみ

忘れてしまうという状態だったので

毎週楽しみにしている仲間とのカラオケには行きたい。

そして、自宅の庭の手入れや野菜も作りたいから

その時間も大切にしていきたい。

ということだったので

まずは、週2日のデイサービス利用から始めることになりました。

 

デイサービス選び

 

当初のデイサービスは、ケアマネさんが所属している

施設のデイサービスを見学しに行って

ランチがビュッフェ形式なのと

家から近いってことで、すぐに決定。

母も、ここでいいよ。と言っていて、しばらく通いました。

最初、どうだった?って聞いてみると

ご飯も美味しいし、職員さんも優しいけん

いいっちゃないかなぁ。

って感じの受け答えだったので、安心していたのですが

段々と、帰ってくると

「ず〜っと、ベッドで寝て、な〜んもせん人がおるとよ。」

とか

「な〜んもすることがなかけん、暇。」

とか、愚痴をこぼすようになってきました。

 

考えてみると、現在のデイサービスは

80代〜90代の方の利用が中心

対して、当時の母は、60代後半。

親子ほどの年の差がある人達と同じ空間にいるのか!

と、その時に改めて気づく。

 

しかも、母は、何かしていないと落ち着かない。

いや、誰かの役にたたなければならない。

と、自分に何かを課しているような感じなので

きっと、何もしないでいるってことが苦痛なんだなぁ。

ってことに気がついて、早速、デイサービスの変更を

ケアマネさんに申し出ることにしました。

 

新たなデイサービスの条件

 

・大人数ではなく、少人数の所

・できれば、コンクリとかではなく一軒家っぽい感じ

・家から近い

が、とりあえずの条件でした。

利用者の年齢が気になりましたが

現実問題、母と同じ世代で、デイサービスの利用を

している方が、少ないので、そこは、保留。

 

で、上記の条件で、探して貰ったところ

現在、通っているデイサービスが上がってきたのです。

今のデイサービスの特徴は

・小規模多機能型のデイサービス

・お泊り(ショートステイ)可能

・家庭菜園が出来るスペース完備

・テラス完備

・ご近所の方も、お気軽に起こしください。と

密室感がない。

 

ゆくゆくは、きっとショートステイ

使うようになるだろうなぁ。と

ヘルパーの仕事をしていた頃のことを思い出し

ショートステイも出来るとこだし

母が好きな家庭菜園を、デイでも出来るし

何より、普通の一軒家を改装してのデイなので

母の気持ちが安定するだろうなぁと思い、

その時に、デイサービスの変更を決めたのです。

 

現在の母のデイでの様子

 

今のデイサービスに決めた頃よりも

確実に症状は進行しています。

でも、デイに居る時は、他の利用者さんと楽しく話したり

時には、「子どもの言うことは、年取ったら聞いたが良かよ〜。」

と、他の利用者さんを諭すこともあるとか(笑)

 

家で、そんなそぶり1個もないやん。とか思うけど

「老いては子に従え」って言葉を

母は、デイで自分なりに伝えているんだなぁって思ったり。

 

彼女なりに今のデイで楽しんでいるのかな?

と、スタッフさんの報告から

そんな風に分析しています。

 

デイサービスを決める時に分析して欲しいこと

 

・大人数が得意だったか?少人数が得意だったか?

 

うちの母の場合、あんまり沢山の人がいると

気後れしてしまって、自分らしくいられなくなる。

っていうのが、母の人生を振り返ってみると

浮き彫りになったので、ここは、大切!

 

たくさんの人と、浅く広く仲良くなるというよりは

狭く深くの人だったのでね。

 

・得意なこと、好きなこと、楽しみにしていることは何?

 

もうね、これ、まじ大事。

認知症が進んでいっても、好きなことをしている時は

落ち着いて過ごせたり

得意なことを任せることで、自尊心が保たれたり

本当に、ここは、丁寧に見ていきたいところ。

 

皆さんのご両親は、どんなことを若い頃にしていましたか?

まだ、記憶が確かなうちに、聞いてみたり

親戚や、お友達に聞ける状況の方は、ぜひ聞いてみてください。

 

うちの母は、水墨画、華道、茶道と

本当に多趣味で、独身の頃は1人で旅行も行っていて

結婚してからは、何かあった時に、食糧難になりたくないから

と家庭菜園を頑張っていたので、畑。

退職してからは、退職仲間とのカラオケを楽しみに。

と、好きなこと大切にしたいことがたくさんありました。

 

ですので、そこから、最後まで大切にしていた

カラオケと家庭菜園が可能なデイは、ぴったり。

 

・自宅はマンション?一軒家?

 

ここは、これまでの人生で1番長く過ごしてきた場所と

あまり雰囲気やイメージが変わらない場所を

選んでおくと、本人が落ち着きやすいと思います。

 

私自身、東京に居た時に、フローリングのおしゃれなマンションに

住んだこともありましたが、結局、落ち着くのは

築30年以上の、和室のアパート。

 

私が育った、実家の雰囲気に似ている所が

1番落ち着いたんです。

 

だからね、きっと母も、1番長く住んだ

そして、父と一緒に頑張って建てた

愛着のある家と同じような雰囲気の施設の方が

きっと落ち着くだろうなぁと思ったのです。

 

・レクは、どんな内容を行っているのか?

 

さっきの好きなこととも関連しています。

母は、カラオケが好きだったので、カラオケが出来るところ。

後は、リハビリの要素が強いか否かとか。

利用される方の身体や心の状態によって

どんなレクが必要かは、変わります。

 

下記にも書きますが。

男性にとって、他人とコミュニケーションを自然に

とれるようなレク。を考えられているところは大切かもしれません。

 

・男性の場合、麻雀や将棋など、その人の趣味を楽しむことが出来る環境?

 

昔ね、デイの研修に行った時

そこに通っているおじいさん達と

麻雀をやったことがあってね

その時のおじいさん達の生き生きとした顔がね

今でも忘れられないの。

そして、そのデイに、通っているおばあちゃんに

私は初めて、花札を教わったんです。

そんな風に、その人が人生で楽しんでいたこと

小さい頃に、お正月は、みんなで花札してたんだよ〜。

とか、思い出話がどんどん出てくるようなことも

デイでは、やって貰うことが、とっても大切なんだなぁ。って

その時に実感したのです。

 

特に男性は、女性と違って

仕事をしていた頃は、

肩書や役職でコミュニケーションの方法に変化をつけたり

年齢で、コミュニケーションの方法が変わったり

私たち女性とは、違ったコミュニケーションのとり方を

してきています。

そこを踏まえた上で、どんな風にデイで過ごせるのか?を

考えてみるといいかなぁって思います。

 

男性の利用者さんの不満でよく聞いたのは

「なんで、俺が保育園みたいなとこに行かないといけないんだ。」

「な〜んも楽しいことがない。」

ってことが多かったかな?

 

きっと、塗り絵とか計算ドリルとかやらされてるんだなぁ。とか

利用者さんの好きなこと、楽しみなことを把握できていない?のかな。

とか、色々と想像できます。

 

だからこそ、介護をしている方が、出来る限りでいいので

その人が楽しいと感じること

若い時に、誰かと何をしていたか?

なんていう、その人の歴史、生きてきたこれまでの生き方を

振り返って欲しいなぁって思うのです。

 

そして振り返ってみて、出てきたことは

ぜひ、デイサービスの方に提案してみてください。

その提案した時の反応も、デイサービスの良し悪し。

というか、利用者さん目線なのか?が

わかると思います。

 

 

これからは、どんな風に私が母の介護計画を

立てていったか?とか

今の状態に落ち着くまでに、どんな心境を辿っていったか?

を書いていこうかなぁと思っています。

チーンじゃなくて、ガーン。

「あれ?なんか水滴付いてる?」

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と、レンジを開けてみたら

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芋が温められてた!

 

いやね、これがさ、オーブンとかさ

スチームなんちゃらで

きちんと火が通ってれば

何かの料理に使えるんだけどね。

 

こういうことをするようになったのも

弟がまだ同居してる時にさ

焼き芋が作れる、アルミホイル

ってやつを買ってきて焼き芋作ってたのね

だからさ、母の頭の中では

レンジに入れてスイッチ入れたら

焼き芋作れる!

っていう記憶になってるんだよね〜。

 

ほんと、人の記憶の構造って面白い。

 

てか、ほとんど私使わないから

無くしてしまった方が無難なのか?

おはよう日本で、放送されました。

今日は、全国ネットで放送されました。

 

覚悟はしていたけれど

応援のメッセージ以外のメッセージが。

 

あれね、ぶっちゃけ傷つくんだよね。

何にも考えないで行動してるわけじゃないから。

でもきっと、その人は、自分の物差しで

私のことを測り、私がどんな風に

その決断に至ったかを知らないんだよ。

 

 

部屋が散らかってるのも汚いのも分かってる。

あの散らかりが原因でイライラすることもある。

 

でもね、部屋の片付けを完璧にしようとした為に

母を監視し、子ども達を怒鳴りつけ

私の一声で動くように支配し

掌握することに一生懸命になった時期があった。

 

そんな生活を続けているうちにね

母も、子ども達も、私も

どんどん疲弊していったの。

 

だからね、そこを諦めた。

 

多少散らかっててもいい。

埃かぶっててもいい。

 

母を監視し、怒鳴りつけ

また、こんなことして!

と言い続け、母を追い詰め。

 

娘達には、ここで遊ぶんじゃない。

なんで、何度言っても片付けないんだ。

あんた達のせいで、

今日も掃除しなきゃいけないじゃないか。

と、娘達を追い詰め。

 

そんな怒鳴り怒り続け

家族の行動を監視している自分に

心底嫌気がさしたの。

 

私は、家族の何を大事にしたい?

私は、この家で、子育てと介護をする。

って決めた時に、どんな風景を想像したんだっけ?

 

って、思い出したの。

 

 

そしたらさ、私達家族がやいやい言いながらも

追い詰め過ぎることもなく

笑い合える家にしたかった。

そんなことを思い出したの。

 

他人の目?

そんなのね、ぶっちゃけいらない。

他人の視点ならいるよ。

だって、新たな発見を持ち込んでくれるから。

 

でもね、他人の目は

ただ、その人が私達の一部の日常の

情報だけで判断し

正しいか正しくないかでジャッジし

「普通さぁ。」

なんて、もっともらしい言葉と表情で

人の心を刺してくの。

 

だからね、介護や子育てをしてる方

自分と家族の幸せだけを考えよう。

その間だけは、それでいい。

 

でもね、そんな風に自分のことだけ

考えてるうちに、だんだんと

社会が見えてきて、自分が見えてくる。

そしたらね、もうこっちのもの。

その経験がいつか何かを運んでくるから。

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うちには、時空の歪みがあるんだな。

ある日ふと、台所のテーブルの上を見ると

年賀状がある。

「えっと、今日はもう1/10なんですけど。」

と思うんだけどね、多分ね母。

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 郵便物をね、自分の部屋に持って行くの

これをどうにかしたくて

色んな物の宛名を、私にして貰ったんだけど

それでも、私の宛名でも

部屋に持って行っちゃうんだなぁ。

そろそろ、本気で、

鍵付きポストを設置しないとなぁ。

 

サービス担当者会議で、サービスに変化が!

先日、母の担当者会議が

デイサービスにて行われました。

担当者会議とは?

母のサービスに関係している人

ケアマネージャーさん

デイサービス職員さん

ヘルパー事業所さん

これに、福祉用具をレンタルしていれば

福祉用具レンタル会社の人

訪問看護が入っていれば

訪問看護の人

などが、一堂に会して、本人のための

これからのサービスの見直しをする。

っていう会議なのです。

 

うちは、これから、ヘルパーさんを入れて

母がやりたいと思ってするんだけど

結果、悪循環を招いてしまっている

調理の補助をやってもらう為に

会議を開いて貰いました。

 

どうしてもね、母は、料理をしてしまうから

もうね、してしまうのはしょうがない。

けど、ちゃんと食べられるご飯を

これから先、少しでも長く作れるように

と思って、サービスの新たな展開を

試してみることにしたのです。

 

そこで、ショートステイもさせて貰っている

デイサービスの方から

さらに提案が出てきまして

これまで、隔週で、二泊三日だったのを

毎週の一泊二日にしてみてはどうか?

ということでした。

 

どうやら母は、1日目は、

何事もなく泊まるそうなのだが

2日目は、落ち着かなかったり

やっぱり帰る。と言ったりすることが多いとのこと。

 

日数が減ることに、ちょっと怖さがあったけど

毎週になるし、まぁ、小さく試してみて

私や母の様子が、変になったら

また、元に戻せばいいのだから

一旦、やってみることになりました。

 

なので、これからの母のスケジュールは

月曜 デイサービス

火曜 ヘルパーさん

水曜 デイサービス(泊まり)

木曜 デイサービス

金曜 デイサービス

土曜 デイサービス

となりそうです。

 

さてさて、これでどんな風に変化するか?

要観察ですね。

はぁぁぁぁぁぁぁぁ。

弟に、子どもが生まれたのでね

昼間、味噌汁作って

夕方、差し入れる予定がね

帰ってきたら、な〜んも残っとらん(´;ω;`)

 

もう、まじで力が抜けるわ。

この怒りをどこにぶつけたらいいか。

とか言いながら、まぁ、母を怒鳴りつけるしか

私にはわからんのだよーーー(T-T)

 

えぇ、私が台所に置いておいたのが

いかんかったのですよ。

分かってます。

でもさ、なんで火にかけるかな。

もう、いーやーだー!