女三世代〜認知症の母を自宅介護〜ダブルケア日記@佐賀県みやき町

佐賀県みやき町で実家で認知症の実母と同居しながらダブルケアしているちぃこの日記です♪

逃げてるんじゃない。向き合い方が違うだけかも?

母の認知症が発覚してから

ずっと、主たる介護者は私だった。

弟も一緒に住んでた時期も

弟は、何もしてなかったなぁ。



そういう状態がずっと続いてて

何をするにも、私だけって言う状態に

なんだか、ムカついてた。

 

「2人のお母さんなのに、

なんで私ばっかり色んなことやんなきゃいけないの?」

って。

 

でもね、この前突然

「あぁ、こういう現実を見るのが

怖かったんだなぁ。」って思った。

 

母の面会をした時に

母が車椅子に乗ってて

ほとんど何の感情も動いてない姿を見て

めちゃくちゃ悲しかったんだけど

それと同時にね、弟が母の介護に

全くノータッチなことに、

突然、納得したんだよね〜。

 

きっと弟は、母のこんな姿を見たくない。

現実を受け止めたくないんだなぁって。

私も、弟と同じように

母がグループホームに入所している時に

面会に行けなくなったことがあった。

 

面会に行かないといけないって思っても

そこで、母の認知症が進んでしまっているのを

見るのも怖かったし

帰る時に、その場所に母を残していくのが

その時の、残されていく時の母の表情を見るのが

そう言うのが、全部怖くて行けなかった。

 

その時の私も、弟も怖かったんだよね。

自分の手を使わずに、

誰かに託している状態だとか

母が段々といろんなことを出来なくなったり

忘れてしまったりしていく姿を

直視したくなかったんだなぁって。

 

そりゃ、私だって、

そんなの直視したくないけど

きっと、私は、そう言う現実を見ることで

そのあとに、何が生まれるかを知ってるから

いや、その先にあるものを見たいと思っているから

痛くても、怖くても

やっぱり見ようと思ってしまうのかもしれない。

 

 

弟は、父が死んだ時も

同じだったかも?

 

父の最後の湯浴みをしてる時

私は母と一緒に

父の湯浴みの手伝いをしたけど

弟は自分の部屋から一切出てこなかった。

 

あの時は、

「最後なのになんで?」

って思ったし

「長男なのに、出てこないって何なん!」

って思ったけど

弟の向き合い方はこういう向き合い方なのかもなぁ。

 

私は痛くても、辛くても

なるべく、それを見てみたい。し

直接自分が体験したい。と思ってる。

 

弟は、そうじゃない。

 

ってだけのことだったのかもなぁ。

それでも、口も手もお金も出さないのは

ある意味、ありがたかったのかもなぁ。

手もお金も出さないけど

口は出す。なんてことはなかったから

私の好きなように、私が思うように

介護出来たのは、幸せだったのかもしれないっす。