女三世代〜認知症の母を自宅介護〜ダブルケア日記@佐賀県みやき町

佐賀県みやき町で実家で認知症の実母と同居しながらダブルケアしているちぃこの日記です♪

ダブルケア、入所しても終わらないのだ。

先日、半年ぶりに

かあしゃんに会いに行った。

ずっと頭の片隅で
「会いに行かないとなぁ。」
という思いはあったけどなんだか足が向かない。
 
離れたら、もっと今よりも大事に出来るはず。
と思ってたけど、そうじゃなかった。

 

東京で家族で住んでいた時と同じ感じで

母がいない生活は、そのまま普通に

流れていくようになっていた。

 

でもね、なんかずっと頭の隅に

「お母さんに会いに行かない自分」

に対する罪悪感が、いるんだよね〜。

いや、どうして会いに来なかったの?

って、誰が責めるわけでもないのに

責められるような気がして怖かった。

 

別に、週に1回は絶対に

会いに行かないといけない。

なんて決まってないのにね。

 

それでも、どっかで

施設に預けたことに対する

罪悪感みたいなものが

私の中にあるんだな。

「親の面倒は、子どもがみるもの。」

っていう価値観が、染み付いている。

 

そしてね、

ちゃんと育てて貰ったんだから

恩返ししないと、怒られる。

って思ってるんだなぁ。

 

あとね、私がもっと娘っ子達を連れて

頻繁に会いにいったら

母の病状の進行は、少しは緩くなるかもしれないのに。

っていう、そんな気持ちもある。

 

入所してから、段々と

症状が進んでいるのも

目に見えて、分かるからね。

 

この罪悪感と自責の念と

どんな風に、折り合いをつけて行くのか?

感じたくないから、無理矢理にでも会いに行くのか?

 

いや、違うな。

多分、母の病状が進行していって

母が母でなくなって行くのを

直視したくないだけなんだな。

 

一緒に住んでて、介護してたって

やっぱり母が、段々と色んなことを

出来なくなっていくことを

受け入れられてたわけじゃなかったしね。

 

でも、そんな躊躇している私の背中を押すのは

2号ちんの一言で。

「かあしゃんに、会いに行こう。」

って彼女が言うと、会いに行こうって気になる。

 

きっと、2号ちんにとって

かあしゃんは、とっても大切なんだなぁ。

一緒に住んでた期間は短いけど

きっと、彼女が1番

かあしゃんのことを心配している気がする。

 

一緒に住まなくなったからって

介護が終わるわけではないし

家族としての関係がなくなるわけじゃない。

 

 

母の自宅にいたいと言う願いを叶えたかったこと

それを、一所懸命にやろうとしたことは

全然、無駄なことではなかったけど

もしかしたら、どっかで意固地になって

無理してたのかもなぁ。なんて

今振り返ると思うのです。