女三世代〜認知症の母を自宅介護〜ダブルケア日記@佐賀県みやき町

佐賀県みやき町で実家で認知症の実母と同居しながらダブルケアしているちぃこの日記です♪

母と過ごす時間は、穏やかで優しい時間に変化した。

現在、入院中の母が体調不良だと連絡があり

他の病院で、検査して来て欲しい。

と、先日、連絡がありました。

 

「他の病院で検査してもらわないといけないくらい

体調が悪いのかなぁ?」

とか

「もしかして、癌とかを疑ってるのかなぁ?」

とか、もうね、こういう時って

悪いことしか浮かばない。

 

でも、とりあえず、病院にいって

検査しないと、結果は分からないから

母を連れて、病院に検査しに行く。

 

1回目は、義理の母が付いて来てくれて

私が色んな手続きしている間

母の側で、見守ってくれてた。

 

2回目は、大雨予報で、スクールが

オンラインに切り替わってたので

1号ちんが、付いて来てくれた。

母は、ずっと手に何かを持って
いじっている方が落ち着くらしく
点滴のチューブを持って引っ張ったり、丸めたりしようとするので
髪を結ぶゴムを渡してみたり
このキーホルダーを渡してみたりして

チューブをいじらないようにしてたんだけど
ふと、思い立って
「1号ちんの背中をマッサージしてあげて。」
って言ってみたら、やってくれた。
 
私も、小さい頃から
母にこうやって、マッサージして貰って
妊娠してた時も
出産した後も
たまに、こうやって母の前に寝転んで
腰や背中をマッサージして貰ってたんだ。
 
母が、手に何かを持って
いじっている動作をしているのは
この時の名残なのかもしれないなぁ。
 
家にいた最後の頃も
ずっと、洋服を畳んだり
本を移動させたりを
何度も何度も繰り返してた。
 
もしかしたら、もっと私が
家にいて、家事を丁寧にやることが
できる人だったら
一緒に、横に付いて、寄り添いながら
母の手を使って色んなことを一緒に
まだ出来てたのかもなぁ。
なんて思ったりしてね。
 
やれなかったことがたくさん出てくるけど
きっと、こうやって
穏やかに一緒に過ごす時間を持つには
一緒に住むことを諦めないと
難しかったんだろうな。ってことは分かる。
 
だからこそ、この時間を
こういう時間を
少しでも多く、一緒に過ごしたいな。
と思ってしまうのです。
 
母は、認知症だけど
まだまだ、母に甘えたいし
母に大事にして貰いたい願望が
こんなに自分の中に溢れてるんだなぁ。って
実感しているし
母が誰かを大事にしている姿を
見ることが、こんなにも自分の中に
幸せをもたらしてくれるってことに
気づかせて貰って
何だか、すんごい幸せだった。
 
母の体調も、大腸が人より長いくらいで
病巣があるわけでもなかったので
一安心。
 
にしても、1号ちん
気持ち良さそうに目をつぶってて
何だか、涙が出そうになったな。